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ドイツ

ドイツワイン

ドイツでのブドウ栽培はローマ時代に遡り、紀元前70年頃からほぼ確実に栽培が始まりました。ローマ人兵士たちは、ローマ帝国の境界線であるライン川の西側に駐屯していました。紀元前20年頃、ローマ人がドイツで一番古い都市、トリア (有名なワイン生産地でもあるモーゼル川沿いに位置)を築きました。ブドウ栽培とワイン製造はローマ技法を基本としていました。ローマ人が開発したポールと横棒で構成される”Kammerbou (カマバウ)” トレリスシテム(ブドウの仕立て方)は18世紀までドイツの一部地域でずっと使われていました。チャールズ大帝 (742~814年)の時代まで、ドイツのブドウ栽培はライン川の西側に限られていました。大帝が東側(今は有名なラインガウ地方)でのブドウ栽培に着手したと言われています。

この時代から中世末期までに、ブドウ栽培地域は拡大されました。根本的にブドウ栽培地方は昔から変わっていませんが、1500年頃までブドウ畑で覆われていた土地は、今日ブドウ畑として使用されている面積の4倍以上でした。教会が一番広く良いブドウ畑を多数所有し、最も条件の良い土地を畑として開墾し、上等なワインを数多く生産しました。ナポレオン支配下で1800年頃、教会所有の土地の脱宗教化が行われ、今日でも有名なところが多いのですが、結果的に個人所有エステイトの構築が行われました。

北方気候のため、ドイツワインは、ほとんど全て渓谷の急斜面で育つブドウに由来します。そこでブドウは十分に太陽光に当たり、寒気から守られます。例えば、白ワイン用としてリースリング、シルヴァーナー、エルブリング、トラミーナ、また赤ワイン用としてピノ・ノワールなと、今日使用されているブドウの種類の多くはすでに中世期中に普及しました。少し前まで、ドイツワインはほとんど白ワインで、赤ワインは15%以下でした。しかし、今日では以前よりもっと多くの赤ワインが生産され、今では総生産量の3分の1ほどになりました。フランス、イタリア、スペインのブドウ畑の10%に相当する100,000 ha でドイツはブドウを栽培しています。年間に10~13億本のワインを生産し、ドイツは生産量で世界第8位です。テロワールが上質ワイン製造の主要な要素であるという見解に基づいているフランスAOC制度と違って、ドイツAP認可制度は、ワインの認可に先立って、仕上がったワインが第一段階として地方の規定に適合し、その次に分析検査、その後、視覚・嗅覚・味覚検査を受けることを義務付け、合格すると格付けがAP公認検査番号の形で与えられます。

ドイツ白ワイン、特にリースリングワインは有名で、エレガントでキリッとした辛口ワインからバランスの良い中甘口、さらにアロマティックで濃厚な深みのある甘口ワインとさまざまで、独特な味覚とスタイルで最も良く知られています。ドイツのリースリングワインは世界のリースリング生産のほぼ3分の2になります。ほとんどのドイツワインは若いうちに飲まれますが、シュペトレーゼ、アウスレーゼ、ベーレンアウスレーゼ、トロッケンベーレンアウスレーゼ、アイスヴァインのような格付けの高い上質ワインは長年保存することができます。それらの中には100年経っていると言われているものもあります。ドイツの赤ワインはあまり良く知られていませんが、一番良いシュペートブルグンダー(ピノ・ノワールワインは、バーガンディーの最高のワインと良い意味で肩を並べています。ドイツのエステイトは小さく、10 haがすでに十分な大きさの土地と見なされています。1つのエステイトが異なった場所にいくつものブドウ畑を所有しているので、多様なワインが提供できます。多くのブドウ畑は、いくつかのエステイトで分割されています。ドイツワインは、エステイトの所有者の上質なワイン造りに賭ける資質と情熱に見合う、極めて個性的な仕上がりです。

ドイツでも最も一般的なワイン銘柄をつける方法は、単一畑(該当する場合)の名前を用いるか、醸造者たちにその地域のワインをブレンドするのを許可しているグロースラーゲ(集合畑)の名前を用いるかです。どちらの場合も、村名は畑名の前に置かなければなりません。村名の後にのみワイン名が許可されていますが、ドイツではワイン名は一般的ではありません。地方や地域呼称を使用することも許可されていますが、一般的でなくほとんど使われていません。ドイツワインの格付けは、テーブル・ワイン、カントリー・ワイン (これらはほとんど造られません)、クヴァリテーツヴァイン(特定産地上質ワイン)が大多数、プレディカーツヴァイン(肩書き付き上質ワイン)と分類できます。プレディカーツヴァインはカビネットで始まり、シュペトレーゼ、アウスレーゼ、ベーレンアウスレーゼ、トロッケンベーレンアウスレーゼ、アイスヴァインと6段階あります。後者の3つは稀な高級ワインで、最初の3つは定期的に製造されていますが、生産量はヴィンテージによります。

ドイツのワインは13の指定地方で造られます。土壌、微気候条件、地域のブドウ栽培のしきたりの違いなどで、各地方のワインはスタイルと特徴が異なります。各地方の詳細情報は下記をご覧ください。

生産地域

アール - ナーエ - バーデン - ファルツ - フランケン - モーゼル - ラインガウ - ラインヘッセン

アール リストに戻る

アールは世界最北端の赤ワイン生産地域です。良質な赤品種のブドウを育てるには、温暖な生育条件が必要です。北部であるにもかかわらず、急勾配の渓谷斜面、がブドウ畑に完璧な ”地中海微気候” をもたらします。

大多数のブドウ畑は、段々になった斜面にあります。畑の多くは南西か南東に向き、アイフェル山系で冷風から守られています。アール川がライン川に合流するまで、わずか約25 kmの細長いとても小さな地域です。土壌形成は粘板岩、玄武岩、粘土、火山質とさまざまです。栽培ブドウのおよそ3分の2が、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)種です。

他の地方と違って、白ワインは生産量の約15%しか占めていません。アールの赤ワインは卓越した品質で知られ、ドイツで需要が高まっています。それらは今までほとんど輸出されていません。その一般的なスタイルは、オーク樽で年代を経てきた、辛口で渋みの強いフルボディです。

ナーエ リストに戻る

何世紀にもわたってナーエ地方でワインが造られてきていますが、地方が公に確立された1971年に、ナーエは注目される地域となりました。それまでは、ナーエワインはラインワインとして販売されていました。驚いたことに、この地域のさまざまな土壌構成は、有名な近隣のラインガウやモーゼルとは全く異なっているのです。

ナーエ川上流は斑岩、黒ひん岩、砂岩が支配していますが、下流では粘土質、珪岩、粘板岩のおかげで、ブドウ栽培者が上等なリーズリングワインを生産することができます。気候は温暖です。この地方は、多くの異なった微気候があるので知られています。栽培されている主なブドウはリーズリングで、ほぼ30%です。ピノ・ブラン(ヴァイスブルグンダー)やピノ・グリ(グラウブルグンダー)のようなピノ種はナーエ下流で上等なワインを造ります。ピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)も上質のワインを造るので、その栽培地域が最近増えてきています。それら全体でブドウ栽培の15%以上を占めます。ラインガウのエレガントさ、モーゼルの洗練さ、ファルツの力強さを併せ持っているので、ナーエワインは複雑だと言われています。

バーデン リストに戻る

バーデンはドイツの3番目に大きなワイン地方です。一番大きいのではありませんが、200 km に渡って細長く、ドイツで一番細長いと優に言えます。北から南まで、ハイデルベルグ近くからコンスタンス湖まで長く広がり、ライン川の対岸はアルザスです。ブドウ畑は、いわるゆ”ライン・リフト・ヴァレー (ライン地溝帯)” に位置し、黒い森とヴォージュ山脈で守られています。

バーデンの気候はドイツの他のワイン地域よりも温暖です。そのため、ヨーロッパでの生産地気候区分 ”B” ゾーン (オーストリア、アルザス、シャンパーニュ、ロワール、スロヴェニア、ルーマニアと同じ) に属していますが、ドイツのその他の地域は”寒帯 ”A" 地方に属します。細長い地域のため、土壌構成は相当異なり、バーデンは9つという比較的数多い地区に分けられています。最も北部地域の ”タオバーフランケン” ワインは近隣のフランコニアからのワインとよく似ており、同様に、ボックスボイテル (丸い扁平瓶) にそっくりな瓶で販売されます。

南にある”カイザーシュトゥール” 地域 (フライブルク近くで火山質土壌) は、バーデンの最も有名でアルコール度の高いワインをたくさん生産しています。生産されるワインのおよそ45%は赤で、55%は白ワインです。栽培されているブドウの55%近くは三大バーガンディー品種、つまり赤ワイン用にシュペートブルグンダー (ピノ・ノワール)、白ワイン用にピノ・グリ (ブラウブルグンダー) です。

ファルツ リストに戻る

ファルツ(パラティネイト)はドイツで2番目に大きいワイン地方です。この地方は、ライン川に沿って細長く広がっている肥沃な土地です。実際には、ここはアルザスのヴォージュ山脈の延長です。西にパラティネイト”ヒューゲルラント(丘陵地)” があり、この地方を保護しています。気候は(フランスの)アルザス地方と極めて同じ、つまり、夏は湿度がなく日が降り注ぎ、冬は温暖です。ワインの多くは砂岩と火山質の土壌の混ざり合った地域で造られていますが、地域によって粘板岩が広がっています。

さまざまな種類のブドウが栽培されています。リースリングが主な品種で、栽培されているブドウのおよそ4分の1になり、次にドイツの赤品種のドーンフェルダー(約14%)、ミュラー・トゥルガウ(白品種)、赤品種のポルトギーザーとシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)、白ワイン用品種としてグラウブルグンダー(ピノ・グリ)とヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)、さらに20種類以上のその他の品種が栽培されています。ファルツのワインはコクが強く、力強さがあり、かなりのフルボディだと言われています。ほとんどのワインは辛口です。オーク樽でずっと熟成されてきているワインと一緒に、赤ワインの多くはマロラクティック発酵を行います。

フランケン リストに戻る

フランケンはドイツの小さなワイン生産地の一つです。基本的にブドウ畑はマイン川沿いにあります。首都はヴュルツブルグ市で、地域によりますが、土壌構成は赤色砂岩、貝殻石灰岩、または石膏です。気候は、地中海の影響を伴った大陸性といわれています。つまり、冬はとても寒く、夏は湿度がなく暖かいのです。

多種多様のブドウ品種が栽培されています。シルヴァーナー種によってフランコニアの評価が世界的に高まったのですが、シルヴァーナーが主な栽培品種ではありません。フランケンのシルヴァーナー・ワインは構成が良く、辛口で、程よい酸味があり、強いミネラル系の香りがあるので有名です。シルヴァーナーがリースリングブドウよりも良いワインを造っているのは、ドイツでこの地域だけです。

フランケンワインはボックスボイテル(丸い扁平瓶)で販売されます。ここからのワインだけが、ボックスボイテルを使うことが認められています。果実味がある甘口スタイルのワインもありますが、圧倒的に辛口ワインが多いです。トロッケンベーレンアウスレーゼ、アイスヴァインのような高級な格付けワインもありますが、かなり稀です。

モーゼル リストに戻る

モーゼルワインリースリング” というのは、100%正解ではありません。というのもリースリング種は、モーゼルで栽培されているブドウの ”わずか” 60%なのです。しかし、モーゼル地方は、世界中のリースリング栽培地域の中で一番広く、一番重要であるということは事実です。モーゼルは多くの最高級リースリングワインを生産しているので、世界中で知られています。これも事実です。ドイツでのワイン生産量は第3位ですが、モーゼルは確実に世界で最も知られたドイツワイン地方です。この地方は以前 ”モーゼル・ザール・ルーヴァ” (ザール川とルーヴァ川はモーゼル川の支流)と呼ばれていました。通常呼ばれている名称と一致するようにモーゼルと変更されました。

大陸性気候とは寒い冬、暖かい気候、暑い夏のように明確に区別される季節変更を意味します。上部モーゼル、中部モーゼル、下部モーゼルの3つの地区があります。中部モーゼルが主なブドウ栽培地域です。粘板岩の急斜面がモーゼル地方の顕著な特徴です。勾配が65%の世界一の最急傾斜地のブドウ畑がそこに存在しています。運よく全ての斜面がこれほど急ではありませんが、前記のような急斜面は非常に大きな労働力を必要とします。このような畑での作業は、平坦地にある畑と比べ、ブドウ栽培者は7倍もの時間を費やしているといわれています。忍耐強いワイン醸造者は、優れた品質のワインで作業の苦労が報われています。

斜面が寒風からブドウ畑を守り、また斜面なため、ブドウは川の水からの反射で増強された日光を存分に浴びます。3つの川沿いの急斜面の土壌は、ほとんど全て多孔質粘板岩で構成されています。表土がなく、粘板岩の破片だけのブドウ畑もあります。粘板岩が昼間は太陽光を反射し、夜は暖かさを保っています。良いモーゼルワインは安価ではありませんが、かなり人気があります。モーゼルワインのテイストは、多次元的で其々の畑やヴィンテージのニュアンスを明確に表現しています。モーゼルリースリングワインの色は、淡い金色から輝くような金色まで色々あり、フレッシュ感があり、辛口、フルーティで、ワインを長期間熟成させられる十分な酸味を含んでいます。それらのワインはさっぱりとした感じ、または土のようなテイストであるかもしれませんし、貴腐で、丸みがあり、濃厚でアロマ豊かな甘口ワインであるかもしれません。はっきりと言えることは、モーゼルワインは決して一元的ではないということです。

ラインガウ リストに戻る

ラインガウはドイツで一番良いブドウ栽培地方であると考えられています。ドイツ全体の栽培面積の3%にしかならない、小さな地域です。しかし、最高のワインを生産する歴史は長く、ラインガウは、ブドウ栽培やワイン製造の分野で多くの技術革新をしてきているイニシエーターです。この地方は、北方に向かって流れていたライン川が、ほんの少しの間、西に向かって流れる有名な丘陵地にあります。結果的にほとんど全てのブドウ畑は南に向き、有利な微気候でさらに良い栽培条件が備わっています。

ラインガウの土壌構成は多様で、基本的に頁岩、千枚岩、レス堆積物で成り立っています。畑によっては、ワインはグレーの頁岩からのミネラルを含むこともあり、赤い頁岩がエレガントで繊細なピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)を、珪岩がコクのあるワインを、泥灰土が力強いワインを、レス土壌がマイルドで果実味あるワインを造ることもあります。おおよそ80%はリースリングワインで、15%近くがシュペートブルグンダー(ピノ・ノワールワインです。ほぼ完ぺきな太陽の恵みを十分受ける、つまりブドウを極上に成熟させて遅摘みすることができるという意味で、ここの生育期は長いのです。ドイツの最高のエステイトのいくつもが、ラインガウにあります。一番最初の遅摘みと貴腐ワインが最初に発見され、生産されたのはここ、ラインガウにおいてです。

ラインヘッセン リストに戻る

ラインヘッセンはドイツ最大のワイン地方です。長い間、この地方のブドウ栽培者たちは、大量生産のブドウ品種から大衆市場向けの飲みやすく、果実味のある甘いワインを生産するのを好んでいました。ヴォムスの Liefrauenkirche (聖母教会)にちなんで名づけられた、大量生産されたシンプルなワインで、(今では)有名でない ”リープフラウミルヒ” はその見本で、(しばらくは)世界的なヒットでした。結局のところ、これらのシンプルなワインは飽きられました。結果として、全てのドイツワインの評判が大きな被害をうけました。

持ち直すのに少し時間がかかりましたが、長年経って、特に高い教育を受けたワイン醸造者たちの新しい時代になって、再生は達成されました。この地方で再び最高品質のワインが造られています。ラインヘッセンはビンゲン、ラインテラッセ、ヴォンネガウの3つの地区に分けられています。”ラインテラッセ”地区がそのように呼ばれているのは、オッペンハイムとネッケンハイムの間の地域が赤い石灰岩と砂岩、さらにライン川を見下ろす雛段式ブドウ畑で成り立つ傾斜面で構成されているからです。

赤い石灰岩と砂岩の土壌やブドウ畑が、南東で太陽光に恵まれているという全てが一緒になって、独特な風味がありエレガントで、また素晴らしく調和のとれた酸味をも含む、最高の辛口や中辛口のリースリングワインを造る理想的なブドウ栽培条件をもたらしています。


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